交通事故治療
交通事故
今、世の中は車社会と言われる程に街中に車が溢れております。若者の車離れや少子化などの影響で減少傾向にはありますが、まだまだ車の交通量は多く、毎日何処かで交通事故の報道はなされています。警視庁の出したデータを見ると、交通事故の発生件数は全国で年間70万件、負傷者数は約90万名に上ります。
確率的になると、1000人に約7名の方が一年間に交通事故に遭われている事になります。だれも意図的に事故を起こす方はいません。ちょっとした不注意・ミスから相手の方に怪我を負わせてしまったり、ご自分で負傷をしてしまいます。お互いに嫌な思いをします。
当院では、交通事故で負傷を負われた患者さんの一日も早い回復を目指して、被害者の方・加害者の方(一般的には保険会社の方が担当に付きます)・医療機関(検査をする場合)の3者とコミュニケーションを取りながら、スムースな対応を心掛けています。
交通事故による負傷(体の症状)
一番多い症状は”むち打ち症”。
皆さん一度は耳にしたことが有ると思いますが、頸の捻挫です。とても辛い症状です。
事故直後は自覚症状が無くとも、数日後から後頸部周囲の痛み・違和感・動かせない・動かすと痛む・嘔吐・手のシビレ等の症状が現れ、ひどい時は数か月間も続く時があります。
その他では、衝撃によって腰・膝・手・肩の各関節に疼痛が発症したり、打撲による痛みが出たりします。衝撃の度合いによっては、骨が折れたり関節が脱臼する事もあり、重度のケースも多く見られます。
交通事故に遭ってしまったら
- ◎ まずは、安全な場所に移動してお互いの体の状態を把握する。
→異常が確認された場合、救急車の依頼を速やかに行う。 - ◎ 最寄の警察に事故の報告をする
- ◎ お互いの連絡先、保険会社名などを控える。
- ◎ 加入している保険会社へ連絡する。
- ◎ 医療機関で必要な検査・治療を受ける。
治療の流れ
- 1 : 問診を行い体の状態をチェックします
- 事故後初めて来院された場合には、検査を受けて頂きます。
- 他の医療機関ですでに検査を受けている場合には、痛みの場所や事故の様子等を具体的にお伺いしながら適切な治療計画を立てます。
- 2 : 治療の開始
- 症状に合わせて、電気療法や脊椎の矯正・はり・マッサージ・ストレッチなどの手技療法を行います。
- 骨・靭帯への強度の外傷が有る場合には、外固定を行い患部の安静を保ちます。
- 3 : 今後の治療の説明をします
- 現在の体の状態説明、治療方法や治療期間・通院間隔、日常生活での注意点等のご説明を行います。
- 4 : 治療の終了
- 不安な点、交通事故治療に関して分らない点などをお聞きしながら納得して頂き終了します。
交通事故 豆知識
豆知識1 自賠責保険とは?
交通事故の被害者が、泣き寝入りすることなく最低限の補償を受けられるように、被害者救済を目的に国が始めた保険制度です。被害者の保護を目的としているので、本来は保険の契約者である加害者が保険金の請求を行うのですが、被害者も自賠責保険に対して請求が出来ます。
現在は、強制保険の上乗せで任意保険に加入する方が殆どで、そのサービスとして保険会社が代行してくれる為、実際に被害者・加害者が細かい作業を行う事は有りません。
豆知識2 治療費について
詳しくはお気軽に当院までお尋ね下さい。
豆知識3 事故後の保障について
被害者の方は、以下の保障が受けられます。
- ◎ : 治療費
- ◎ : 慰謝料(損害賠償)
- 精神的な苦痛・損害に対する賠償
(自賠責では1日あたり4200円と決められています)
4200円×総治療日数
4200円×(通院日数×2) いずれか少ない金額になります
総治療日数:治療開始から治療終了まで
通院日数 :治療の為通院した日数
- ◎ : 交通費
- 公共交通機関・タクシー・有料駐車場代etc
- ◎ : 休業損害費
- 仕事が出来ない期間の保障・専業主婦の方も保障されます
- 自賠責保険基準で金額が決められています
豆知識5 事故後の治療期間について
よくある質問
患者様からよくいただく質問をまとめております。
下記以外のご質問・ご不明な点はお気軽にお問合せ下さい。
どのような治療をしますか?
事故後急性症状期には安静保つ様にご指導致します。以後経過回復をみながら、鎮痛を目的とした電気療法や温熱療法、症状によってははり・きゅう療法等を行います。 筋関節が硬くなっている時には、マッサージ・運動療法などを行います。全身的な症状が出ている時等は酸素カプセルに入って頂く事もあります。日々の患者様の状態に合わせた適切な治療を行います。
治療費はいくらぐらいかかりますか?
交通事故による治療は自賠責保険が適用となりますので、患者様の負担はありません。
現在通院している医療機関からは転院できますか?
可能です(転院前にご連絡下さい)。症状にもよりますが、整形外科の先生に定期的な診察を受けながら、当院で治療を行うことも可能です。
自賠責保険を使う場合の手続きは?
患者様は保険会社へ事故の報告と、治療を行う医療機関を連絡するだけです。以後は治療に専念して頂きます。細かい作業は当院で代行いたします。
治療を受ける際、保険会社には何を伝えればよいですか?
⑴当院で治療を受ける旨 ⑵当院の名前 ⑶当院の電話番号 ⑷当院の住所 以上を連絡していただければ、以後は当院と保険会社で細かいお話をします。